8年ぶり2度目のエンゼルスタジアム。
前回は試合が観たすぎて球場内を探索することはなかったので、今回は場内を一周してきました。
8年前と変わらないものの、日本人がだいぶ歓迎されるようになっていた印象(以前は拒否されていたということではなく、大谷選手のおかげで日本人が人気になってきたという感じ)。
今や日本人にとって絶対に行きたい球場、一緒に歩いてみましょう。
大谷選手を愛するエンゼルス
球場に着いてまず驚いたのは、日本人ファンの多さ!
この旅行ではサンフランシスコとオークランドを先に訪れていたのですが、ほとんど日本人に会うことはなかったので急に“ホーム感”を感じました(笑)
8年前に来た時も日本人はいたけれど、その時より遥かに多い。
海外旅行で日本人らしき人に話しかける時って「日本人の方ですか?」という会話から入りますよね。
でもここでは、例えば「写真撮ってもらってもいいですか?」などと、日本人であること前提で日本語で声をかけてくる人が多いです(笑)
大谷選手がそれだけ日本人を呼び寄せているのですね。
オオタニさん効果すごいなあ。
球場の外側には人気選手の写真が大々的に飾られているのですが、大谷選手も堂々とファンを出迎えてくれています。
もちろんファンの皆さんは写真に納めていたのですが、日本人だけではなく現地の方々にもとても人気があるのが印象的でした。
エンゼルスタジアムには広大な駐車場があり、球場周辺は開放感に溢れています。
球場へのアクセス関連の記事は以前アップしているのですが、今回を機に更新したのでぜひ参考にしてみてください。
球場前での撮影を完了したら、いざ場内へ!
ゲートの上部にある『ANGEL A STADIUM』を支えているのがバットとボールなのがかわいい〜。
入場からワクワクさせてくれます。
17時に会場するまで並んで待っている人が多いので、列はだいぶ長くなっています。
早めに入場したい方は16時頃には球場に着いて記念撮影を終えて列に並んでいた方がいいかな?
エンゼルスタジアムのセキュリティは、特別に厳しいということはなく、MLBの基準レベルに厳しいという印象(結局厳しい(笑))。
セキュリティを通過した後は、チケットはQRコードを読み込んでもらいます。
チケットの買い方やアプリは下記記事で紹介しておりますので参考にしてみてください。
入ってすぐ、ここにも大谷選手。
球場探索の前にグッズショップに寄ってお土産になりそうなものを散々探していたけど、個人的にはバチッとハマるものが見つからず…。
自分用に帽子だけ購入しました。
でもひとつ気になったものが!
ユニホームを好きな名前でカスタマイズできる機械があって、これは日本含め全球団導入してほしい〜と思いました。
現地で説明は見なかったのですが、調べてみるとその日のうちに受け取れるのだとか。
カスタマイズしたことがある方は教えてほしい!
ディズニーを感じられるセンター後方
さて、球場探索の開始です。
これは前回も紹介したものですが、エンゼルスタジアムのセンター後方には岩のモニュメントがあります。
何やらディズニーランドのビッグサンダーマウンテンを彷彿とさせる岩ですよね。
ディズニーが球団オーナーだった時代に造られたモニュメントで、まさに夢の国の世界観を表現しているのです。
実はこの岩、裏側に回ってみてみると「A」の形をしているのです。
こういう遊び心がディズニーの魅力的なところですよね〜。
そして、滝になっています。
「A」の下から観客席が見えるので、他の球場では叶わない撮影も実現します!
こんな撮影楽しいなあ〜とひとりで盛り上がっていました。
滝の前に座って記念撮影をする人も多そうです。
ちなみにこの岩、エンゼルスからホームランが出ると火を噴きます。
ディズニーのテーマパークで使われている火って、本物で近くにいると熱いので迫力が倍増すると思うのですが、それがここでも味わえます。
この岩が吹く火、思った以上に量が多くて明るくて豪快なので「うわぁ!」とテンションが上がること間違いなし。
ホームランが出る時以外にも、試合前の選手紹介でも火を吹いていました(明るい時間だとそこまで目立たないかもしれないけれど)。
こういう写真を撮る時のためにズームレンズが欲しい……!
でも例えズームレンズを持っていたとしても、MLBの球場は基本的に15cm以上のレンズ持ち込み禁止というルールがあるので、セキュリティに止められる可能性が高いんですよね…。世知辛い!
エンゼルスタジアムも、内外野関係なく場内を一周することができるので試合前は冒険して楽しく時間を潰すことができます。
センター後方はモニュメントがあるため座席が無いのですが、レフト側には比較的ゆったり座れるような座席も用意されていました。
ライト側は、最近特に大谷選手のホームランボールが飛んでくるのでものすごく人気です。
外野席が異常な人気になることにびっくりしています。
MLBの球場は座席数が本当に多い。
外野席だと心なしか日本の球場より選手が豆粒のように見える気がしますが、それでも席数が多くて色々な角度で試合を楽しめるから、飽きが来ないのがいいところ。
打席に立つ大谷選手のお顔を拝みたいなら、三塁側1階の内野席を選ぶのが吉、です(笑)
ぐるぐる歩いていて気になった場所が。
『Donjulio』と書かれた部屋があったのです。
後で調べてみると、どうやらここはVIP席(そんな気はしていました)。
この球場唯一の飲食込みの席で、リセールでないと手に入りにくいようです。
それも$400以上で売られていたり。
バックネット裏のすごく見やすい位置から観戦できるようで、選手には近付けないけどラグジュアリーな野球観戦を味わえそう。
次はぜひここで観戦したいなあー!!
ゆったりした座席が魅力的
今回購入したチケットは
Section:230 Row:H Seat:1
$60(+手数料$15.45)
Section 230 には大谷選手がいたので分かりやすい。
一塁側1階の、外野の方に近い席です。
グラウンドからは少し遠かったのであまり試合に集中できなかったのですが、試合全体は観やすいのでいいと思います。
座席は全体的に緑。
他の記事でも書いていますが、MLBの椅子は日本人の球場より大きめなのでとても座り心地がいいです。
足元もしっかりとゆったり。
ドリンクホルダーも付いています。
なんとなく、日本の球場よりも前を人が通る回数が多い気がする…(笑)
なので、ホルダーに入れているドリンクが蹴られないようにだけ気を付けてください。
あと、端の席を選んだので出入りはしやすかったのですが、思わぬ罠がありました。
それは、階段を下りていく人たちが食べ物や飲み物をこぼす(本当はぶちまけると言いたい(笑))回数が多いこと。
しかも、周りに悪びれる様子が全くないので、ビールなどがかかってしまったらこちらが不快な思いをして終わりです。
気を付けようがなかなか無いですが、階段の上から何かが降ってこないかだけは注意を払っておくことをおすすめします。
この日のディナーは座席の近くにあった『BIG A BURGER』のチーズバーガー(だったと思う!)。
シンプルなハンバーガーショップで、“アメリカらしい”お店でした。
割と人気があり、エンゼルスタジアムの定番のショップのようでした。
アメリカではよくオーダー後に、商品を受け取る時に呼ぶための名前を聞かれます。
そこでひとつコミュニケーションがとれることがあるのですが、この時応対してくれたおじいちゃんスタッフさんがとても気さくな方で。
名前を伝えた時に、「正しい発音これで合ってる?」と聞かれ、教えてあげたところ何度も何度も笑顔で発音を練習していたのが印象的でほっこりする時間でした。
私の名前はローマ字読みをしない英語圏の方からは発音が難しいらしく、覚えにくいみたいなので、こうやって正しい発音で名前を覚えようとしてくれる姿勢が本当に嬉しく思います。
このスタッフの方も、楽しい気分でハンバーガーを食べてもらいたいと思ってコミュニケーションをとってくれたんだと思います。
日本人が多くなっているからより優しくなっているというのもあるのかな?
ありがとうおじいちゃん!
大きすぎずにちょうどよく最後まで美味しく食べられました。
普段ジャンクフードは全然食べないけれど、本場の味を一番雰囲気のあるところで頂くとやっぱり一層美味しく感じるなあ〜!
エンゼルスタジアムでご飯に迷った時にはぜひ。
VIEW LEVELで夕焼けを堪能
この球場、楽しめるのは野球だけではないのです。
私が座っていたのは1階席ですが、エスカレーターを登って辿り着いた『VIEW LEVEL』という最上階。
コンコースでは同じように物販や飲食店が立ち並んでいるのですが、そこから少し外れれたところにスロープがあるので寄ってみると…。
これでもかというくらい美しい夕焼けが!
オレンジの力強さが、日本とは違う気がする…!
席に座って観戦していた時に、西の方の空がピンクに色づいてきたぞ?と思って一番見やすそうな場所を探してウロウロしていたのですが、この時間にここに来て大正解。
おじさま達が野球そっちのけで夕焼けに染まりながら政治について語り合っていました。
こちらのカップルは夕焼けに癒されて愛を深めていたようです。
どちらもエンゼルスファンではなさそうなのが少し気になる(笑)
ちなみにナイターでこの夕焼けを見られるのは試合真っ只中の時間だと思うので、大事なシーンを見逃さないようにだけ注意してください。
私はこの写真を撮りに行っている間に、Aaron Judgeの50号ホームランを見逃しました…。渡米前から楽しみにしていた瞬間だったのに(笑)
おじさん達のことを「試合そっちのけで」なんて言っている場合ではありませんでした。
おまけ:運が良ければ球場内でサインがもらえることも!
話は試合前に遡りますが、選手にサインをもらいたいのであれば入場と同時に1階のフェンスまで一直線に行くことをおすすめします。
ここがサインをもらえる絶好の場所だと思います。
エンゼルスは3塁側、ビジターチームは1塁側にベンチがあるので、恐らくその付近がいいでしょう。
私がここに着いた時には、なんとヤンキースのGerrit Cole選手が長時間サインに応じていました。
ちょうどこの3日前にオークランドのリングセントラルコロシアムでCole選手とすれ違ってときめいたところだったので、「またこのイケメンをこんなに間近で拝めるとはー!」と興奮していました(笑)
ただ、目の前まで来てサイン終了になってしまったので、私のひとつ奥にいた男の子がこの世の終わりかのように大号泣していたのが脳裏に焼き付いています。
彼が次回ちゃんとサインもらえますように!
この日はCole選手は登板しなかったのでサインに応じていたのだと思いますが、特にピッチャーの場合は登板しない日を狙ったほうがよさそう…だけどその場合ここに現れない可能性もあるので、完全に運次第。
いずれにせよ、入場と同時にサインをもらえる体制だけは整えておいた方が良さそうです。
今熱いエンゼルスタジアムへ
今回の球場巡りはいかがでしたでしょうか?
分かってはいたけれどやっぱりMLB球場の探索は面白い!
特にエンゼルスタジアムはディズニーが関わっていたこともあるので夢の国の要素があるのがたまらないですね。
日本にいても目にする機会が多くなっているエンゼルス。
カリフォルニア州に訪れる機会があるのならここはディズニーテーマパークと合わせてマストゴーです!
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