STADIUM TRIP

【球場】Wrigley Fieldは開門前からワクワクが止まらない

Wrigley Fieldの入場開始時間は、試合開始の約1時間半前。
「19時試合開始」を何故か「17時試合開始」と勘違いし、15時過ぎに球場に到着してしまった私たち。

…絶望(笑)
「すごい暇じゃんどうしよう」と話していたのですが、予想以上にあっという間に17時半になり、無事待ちくたびれることなく球場内へと入ることができました。

その理由は、球場周りが充実していて楽しかったから。
とにかくカブスファンと相手チームファンのおかげで賑やかなのです。

この球場、試合を観ない日でも十分楽しむことができそうです。

選ぶのに時間がかかる飲食店の多さ

この球場周辺の活気を感じさせてくれたのは、球場を囲むように立ち並んでいる、開けた飲食店たち。

MLBの球場でここまで飲食店に囲まれた球場はなかなか無いのではないでしょうか。
辺鄙なところにポツンと球場があるか、治安が悪くて球場から離れない方がいいか。

そんなイメージの中、ここまで楽しい街中に球場が存在してくれているのは、間違いなくWrigley Fieldの長所のひとつです。

試合開始4時間前なんてまだ閑散としている…なんていうのはカブスファンを甘く見ています。
ちゃっかりみなさんビールを飲んで陽気になっていらっしゃるのです。

試合前だというのに既に仕上がっている方もたくさん!

なんて、球場の周りを歩きながら飲食店の充実具合に驚いていました。
テラス席や、窓が無く店内の様子がよく分かる開けたお店が多いので、店内だけでなくお店の外を歩いている人たちを巻き込んで試合前の雰囲気作りがされているのが伝わってきました。

カブスの映像が流れているテレビが何台も設置されていたので、チケットを持っていないファンのみなさんはここで飲食を楽しみながら、球場から聞こえる歓声をスパイスにテレビ中継で盛り上がるのでしょう^^

この記事では、実際に行ってみたお店を紹介します。
今後別のお店に行くことがあったら、随時更新していきますね。

アイスクリーム屋さん『Jeni’s Splendid Ice Cream』

ちょっとした小腹が空いている時におすすめなのが、『Jeni’s Splendid Ice Cream』のアイスクリームを頂きながら開門前までの時間を店内で過ごすこと。
このアイスクリーム屋さんも、カブスファンに人気のようです。

メニューはシンプルで、
・STANDARD(2フレーバーまで選べる)$6.95
・SIGNATURE(3フレーバーまで選べる)$7.70
このどちらかを選び、並んでいるフレーバーの中からお気に入りを店員さんに伝え、スクープしてもらいます。
※プラス$1.50でワッフルコーン/カップにアップグレードできます。

アメリカのスイーツってどんなイメージですか?

「とにかく甘い!着色料!そして量が多い!」

私のイメージはこれです(笑)
そしてまあ、このイメージはあながち間違っていないです:)

なので、2フレーバーでこの価格は相当大きいんだろうな…とびびったのと、元々甘いものが得意ではないのでSTANDARDを選んだのですが、びっくりするほど良心的な大きさでした!(小さかった笑)

こんな良心的なサイズならSIGNATUREにした方がお得だったなとは思いつつ、アメリカの食事の量の多さに麻痺しているだけな可能性もあるので、これくらいがちょうどいいのでしょう。

さっぱり系のRainbow BFYとDarkest Chocolateにしたのですが、どちらも甘ったるくなく美味しく頂くことができました。友人はMilkiest Chocolateを選んでいましたが、「美味しい美味しい!ここ紹介した方がいいよ」とのことだったので今紹介しております(笑)

気になる原材料ですが(私だけ?)、
Darkest ChocolateとMilkiest Chocolateはオンライン販売の対象だったのでウェブサイトに記載があったのですが、Rainbow BFYは販売しておらず…気になる!

Ingredients

Darkest Chocolate
Milk, Cane Sugar, Cream, Cocoa Powder (Processed with Alkali), Tapioca Syrup, Nonfat Milk Contains: Milk. GLUTEN FREE

Milkiest Chocolate
Milk, Cream, Milkiest Base [Sweetened Condensed Nonfat Milk (Milk Solids, Cane Sugar), Water, Honey, Cocoa Powder (Processed with Alkali), Sugar, Cocoa Butter, Sea Salt], Cane Sugar, Nonfat Milk, Tapioca Syrup. Contains: Milk GLUTEN FREE

化学調味料は入っておらず、かつ、グルテンフリー(Gluten Free)でした。
とにかく添加物が気になる私のような属性の人間には嬉しい内容ですね。
乳製品フリー(Dairy Free)のフレーバーも用意されているので、アレルギーのある方でも楽しめるアイスクリーム屋さんです。

ウェブサイトを見てみると、アイスクリームに使用している食材であるミルクや果物などの農家さんが紹介されています。
牧草牛のミルクやフレッシュなフルーツなどを使っているようで…読んでいるだけでもとても面白いです。

このように、商品の先にいる方々の顔や食物を育てている様子が見えるのはすごく安心感に繋がりますよね。
スイーツは特に添加物が多いから、できるだけ心身ともに安心しながら楽しく頂きたいものです。

ただ、もちろん食べ過ぎ注意です(笑)
私にはSTANDARDがちょうどよかったみたいです。

このお店はインテリアもポップで可愛いのです。
パステルカラーで少し気持ちが優しくなれるような感じ。

グッズやアイスクリームをお土産として購入することも可能なので、ファンにはたまらないです。全体的に配色がとても可愛いので、普段使いもできそう〜!
スプーンなど購入して、大切な人にプレゼントするのもおしゃれですね。

Jeni’s Splendid Ice Creamは、この店舗だけでなくアメリカ国内の各地にあります。
ウェブサイトに載っているので、ぜひチェックして訪れてみてくださいね。

甘いものが苦手な方にもおすすめできます。

Jeni’s Splendid Ice Cream」についてはこちらから

広く充実したグッズストア

球場の外にあるグッズストアが2階建てで大きく充実しているというのも、Wrifley Fieldのおすすめポイントです。
MLB球場の中には、球場内にしかグッズストアが無い場所もあるので、試合時間を気にせずゆっくりとお買い物ができるのはとても嬉しいですね。

1階はアパレルや食器、インテリアやキーホルダー系など様々なグッズが置いてあり、2階はアパレルメインの売り場になっています。

カブスはアパレルの種類が豊富!
シカゴの街中を歩いている時も、カブスのユニフォームやTシャツを着て歩いている人がとても多かったので、アパレル展開のし甲斐がありますね。

↓地味に映り込んでた(笑)

個人的には、カブスファンだったら絶対買っていたというくらいバッグが気に入りました。
作りがしっかりしているし色合いも可愛いし、取手の付け根の縫い目が野球ボールになっているのも可愛らしい…。

ロゴが丸っこいのも、このカバンにフィットしていておしゃれですよね。

手前のクリアバッグは、球場に入るのに大活躍します。
MLBの球場は手荷物の大きさに対して厳しくなっていて、いずれは他のスポーツのようにクリアバッグ以外NGになるのではないかとも言われているので、せっかくなら好きなチームの可愛いグッズを使いたいですよね。

現在でも既にクリアバッグは推奨されていて、実際に使用している人はとても多いです。

マグカップ、タンブラー、グラスの数が日本より格段に多い。
それもサイズが大きいものがたくさん並んでいます。
スタバのタンブラーを見た時もその大きさに驚きましたが、やはりアメリカの方はスケールが違うなと改めて思い知らされました。

余談ですが、私は各チームの本拠地でショットグラスを集めることにしました〜(笑)

こちらは標識や看板のコレクターにとってはとてもテンションが上がるスペースなはず!
Wrigley Fieldにちなんだプレートがたくさん壁にかかっていて、どれも部屋で絵になるのが目に見えていますね。

カブスは総括して、おしゃれな印象です。
アーティスティックで明るい。
そんなチームのグッズであれば、試合前の時間を持て余すことなくここのグッズストアで楽しめると思いますよ。

ちなみに、鈴木誠也選手だけ特別に用意されているデザインのグッズが多々あり、もしかしてここまでされるほど断トツ人気選手なの…?と、同じ日本人として誇らしくなりました。
実際、球場で鈴木選手の「27」のユニフォームを着ているファンはたっくさんいました。

球場前の広場でまったりタイム

『Gallagher』という保険仲介・リスクマネジメント・コンサルティングを行っているアメリカの企業をご存知でしょうか。
Wrigley Fieldの前にはまったりできる広場があるのですが、ここは『Gallagher Way』と呼ばれており、ヨガや映画、音楽ライブなどのイベントが行われています。

野球の試合が開催される時はファン向けに開放されており、親子兄弟でキャッチボールをする光景が繰り広げられているのです…!

思わず「最高じゃん何この球場」と心の声が漏れてしまいました。

芝生が綺麗。
それだけで、この場で遊ぶことを歓迎してくれているのがよく分かります。

こういう場所で、親子でキャッチボールの思い出を作って、その後一流選手のプレーを観るという思い出を作って。

そんな最高の環境をしっかりと用意してくれているMLBの心意気がいいですよね。
Wrigley Fieldの周辺が賑やかで明るいのは、Gallagher Wayが常日頃から作っている雰囲気のおかげなのかもしれません。

周囲もこの光景を微笑ましく眺めているのが平和的でした。
こうしてカブスファン、野球ファンが増えていくといいなあ。

キャッチボールをしなくても、大人の楽しみ方ももちろん用意されています。
これもGallagher Wayのおもてなしで、ビールやスナックなどが売られており、飲食スペースもたくさん設置されていました。
今日の試合の予想をビール片手に語り合うのは絶対に絶対に楽しい。

尚、試合前のこのスペースに入場できるのは当日のチケットを持っている方のみ。
開門の1時間前からGallagher Wayに入ることができ、思う存分飲食を楽しめます。

もっと早い時間であれば普通の広場として解放されているので、試合を観る予定はないけどこの場所が気になるという方はぜひ早い時間帯に訪れてみてください。

ヨガや映画のイベントもすごく楽しそう!
イベント参加目的で遊びに行くこともやってみたいな。

「Gallagher Way」についてはこちらから

エンタメがぐっと集まった小さな町のような球場

野球観戦だけでなく、飲食、ヨガや音楽などのイベント、キャッチボール、お買い物。

Wrigley Fieldの周りは、とにかくみんなの「楽しい」を凝縮させた小さな町のような場所でした。野球の試合がない時でも訪れてみたい。

ちなみに、最初の方に紹介したナイスな笑顔のおじさま方がお食事をされていた飲食店は、『Hotel Zachary』というホテルの1階にあるレストランです。

このホテル、現地で見た時は「ホテルもあるんだ〜」くらいにしか思っていなかったのですが、後で調べてみるとすごく魅力的なホテルだということが分かって、今では「次シカゴに行ったらここに泊まる!!」と決意しているほど気になってしまっております。

お部屋のセンスがとても良さそうなので、皆さんも要チェックです。

Hotel Zachary」についてはこちらから

——-

Wrigley Field

1060 W. Addison St.
Chicago, IL 60613