そのカフェがあるのは仙台のとある建物の地下。
そこにたどり着くまではなにやら裁判所が近くにあって少し堅い雰囲気が若干漂っていましたが、カフェに入るなりアートな空間に溶け込んだ気分になりました。
地下なのに明るいカフェ
仙台駅から西側へ20分弱歩いたところで、「cafe Mozart Atelier」の看板がお出迎え。
“Mozart”が読みづらくて少々迷いましたが、このツタに覆われた看板と後ろの黄色い看板が目印です。
入り口を抜けたら少し薄暗い階段を降ります。
もう既に隠れ家を見つけたみたいでワクワク…!
暗がりのカフェなのかな?と思いきや…
光が差し込む、先程までとは別世界に来たかのような空間!
テーブルや椅子の配置も不規則で、「どの席にしようかな…!」と入って来たお客さんはみんな迷いに迷ってお気に入りの場所を見つけていました。
おしゃれと一口に言っても、ここは店名の通りアトリエにいるかのようなおしゃれさ。
自由というものがひしひしと伝わってくるような店内です。
私がこのカフェを知った理由
レジでオーダーしてお会計を済ませたら、席まで店員さんがお料理やドリンクを運んでくれます。
素敵なテラス席を眺めながら、おしゃべりしながら、ゆったりと待ちます。
いくら眺めていても、このカフェは飽きが来ない。
私がこのカフェの存在を知ったのは、安室奈美恵さんのおかげ。
引退前のファイナルツアーで全国を巡った安室さんは、各地のFavorite Placeを写真集「GIFT」にまとめています。
金沢の21世紀美術館も小樽のオルゴール堂も、この写真集のおかげで知ることができました。
そんな写真集の表紙に使われたのが、ここ「cafe Mozart Atelier」での1枚。
こんな美しい場所がどこにあるのだろうと思っていたら、まさかの仙台でした。(まさかとは)
最近肌寒くなって来たので、よくココアを飲みます。
甘いものもカフェインも苦手なので…。
甘すぎない、絶妙に苦味が残ったココアがこの季節にはとてもありがたいのです。
そしてここのカフェは、最高でした。
クリーミーな泡が乗っていたので、これは危ないかも…と正直思いましたが、甘すぎずに大人の苦味があってとても美味しく頂くことができました。
外は結構風が冷たかったので、この暖かさはありがたかったです。
ちなみに、周りを見てみるとお料理を頼んでる方が多かったです。
キーマカレーが人気のようで、キーマカレーの柔らかい香りがほんのり店内を包んでいました。
揺れる木漏れ日
この日はとても晴れていたので、眩しい日光がテラス席の木々と、前日にできた水たまりを力強く照らしていて、風が吹くたびに木漏れ日が揺れてそれはそれは美しかったです。
テラス席にいても室内にいても、違う雰囲気の明るさを楽しめるのでお好みでどの席を選んでも損はしません。
緑が多かったのが本当に素敵だったなあ。
室内は白を基調として木のインテリアが置かれていたので、この緑の使い方は絶妙でした。
室内にもオリーブが置かれていたので、テラス席と室内が完全に分断されることもなく、自然と緑の中へ誘われるかのような作り。
ここが地下であることを完全に忘れていました。
仙台のアトリエへ
仙台に行ったら東北楽天ゴールデンイーグルスの試合と伊達政宗だけ拝めれば大丈夫!なんて言っていないで、仙台のアトリエへ訪れてみませんか。
人として、ワンランクアップしたような気分になれますよ。
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宮城県仙台市青葉区米ケ袋1-1-13 B1F