サンフランシスコに初めて来たのは9年前。
まだ学生だったので、今とはお金のかけ方も時間の使い方も全然違うのはもちろんですが、同じ町を歩いたと時に感じるものも違っていて。
新鮮な気持ちで歩けたサンフランシスコを、たっぷり紹介します。
海沿いの寒くて暑い、開放感のある港町
サンフランシスコは、海沿いのとても明るい町です。
音楽を流しながら自転車を漕いだり、スプレーアートを路上で売りながらショーをやっていたり、ベンチに座って海を眺めていたり。
それぞれが思うままに楽しんでいるのが特徴的な空間で、気分まで明るくなっていくようでした。
ただ、計算外だったのが8月末で真夏だと思っていたのがとっっても寒かったこと(笑)
海沿いなので冷たく強い風がずっと吹いていて、手が悴むほど本当に寒かった!
真夏の服と1枚のシャツしか持って行ってなかったので、パーカーやセーターを買うかどうか滞在中ずっと迷っていながら、次は灼熱のロサンゼルスに移動するから荷物だよな…と結局買わなかったのですが(笑)
風が無くて強い日差しが当たるところにいればそれはそれは暑いので真夏の服で問題無いのですが、地元の方はダウンを着ていたレベルなので服装には気を付けたいですね。
8月前半なら寒くなかったのかな…?
8月末に行く方はお気を付けください。
海沿いにはベンチやレストラン、カフェなどが並んでいるので思う存分港町を満喫できます。
ここのレストラン、とても気になるから次回行ってみたいな!
(Coqueta Restaurant Instagram)
このレストランのような表通りの目立つところだけはなく、日陰のあまり人がいなさそうなところにまでフラワーアートが並べられていて。
暗い場所だからこそお花を添えれば華やかな場所になるという、この町の…施設の?方の心遣い好きだな〜と思いました。
Fisherman’s Wharf
サンフランシスコの観光場所として有名なのが、このフィッシャーマンズワーフ。
シーフードや音楽を楽しめる、とてもウキウキする場所です。
ところどころにベンチやテーブルがあるので、屋台で買った食べ物や飲み物を楽しむこともできます。
アメリカのそういう配慮がとても好きなんですよね〜。
日本にももっとベンチとテーブル増えないかな。
港町ならではの光景。
海に近付くとより寒さを感じますが、波もなく穏やかな海を眺めることができます。
9年前初めてここにきた時は、何やら異様な匂いがするし変な声が聞こえる…と怪しんでこの場に近付いたのですが、とんでもない数のアシカたちに腰を抜かしました。
そして今回も相変わらず大量のアシカたちが元気に鳴いていました。
彼らはなぜここに集まるのでしょうか…港なだけあって、好物の魚が多いのでしょうか。
そして海の向こうに見えるのは、アルカトラズ島。
今は観光地となっていますが、その昔は凶悪犯を収容しておく監獄でした。
ここから逃げ出すには海を泳いで渡らなければならないのでこのような場所に監獄が築かれたはずですが、実はここからの脱獄事件も有名な話です。
ワンピースのインペルダウンはここがモデルになっている…のかな?
この島、好きなのです。
今回は訪れていないですが、前回はフェリーに乗って島まで行って監獄ツアーに参加しました。
ヘッドフォンをつけて説明を聞きながら監獄内を歩くツアーで、当時の様子を想像しながら独房などを見ることができたのですが、なんとも言えない感情に襲われました。
興味ある方はぜひツアーに参加してみて、サンフランシスコの歴史にも触れてみてくださいね。
Eagle Cafeで海を眺めながらランチ
Pier39 というエリアで、ランチやカフェ、お土産など思う存分に楽しむことができます。
その中でとても気に入ったのが、『Eagle Cafe』。
シーフードを楽しむことができそうだったので、せっかくならちゃんとしたお店で頂きたいなと思いランチタイムに入ってみました。
入ってすぐ左側に、オーダーをする場所があります。
ここでオーダーして代金を支払ったらあとはお料理を席まで運んできてくれるので、席で待っていればOKです。
ここでオーダーをする時に席の番号を聞かれるので、お店に入ったら先に席を確保してしまいましょう。
店内はこんな感じ。
思ったより広くて、だいぶ自由な雰囲気がありました。
私は屋内ではなくその向こうのテラス席が気になったので、店内を通り抜けて屋外へ。
相変わらず、だいぶ風の強いテラス席でした。
それもそのはず…
このテラス席は、海を眺めながら食事を楽しむことができる席でした。
眺めは最高、とても贅沢な席。
でもだからこそ、強い海風と戦わなければならない席。
日が当たっていると温かいのですが、かなり寒いところでしたね。
テーブルの番号はこちら。
この番号を、オーダーする時に店員さんに伝えます。
RingCentral Coliseumでタコスを食べて以来、タコスなら栄養が摂れて尚且つ美味しい!とタコスへの信頼度が増したので、ここでもタコスをチョイス。
Fish Tacosをオーダーしたのですが、期待を超える美味しさ。
もう大満足でした。
やっぱりお肉より魚が好きだな〜と改めて気付かせてくれたタコスさんでした。
寒かったですが、とても魅力的な席だと思います。
紙ナプキンとレタスが飛んでいかないようにだけ気を付ければ、あとは港やアルカトラズ島を眺めながら美味しいお料理を頂くだけ。
ここはまた来たいな〜ダウンジャケットを羽織って^^
THE HOOKのクラムチャウダーボウルが美味しい
サンフランシスコで有名なのが、クラムチャウダーがくり抜かれたパンの中に入っているクラムチャウダーボウル。
色々なお店が提供しているので割とどこでも楽しめると思うのですが、今回寄ったのがここ『THE HOOK』。
Pier39にあるカフェで、気軽に入ることができます。
テラス席でも店内でもOK。
今回は店内で頂いたのですが、お店の奥にもテラス席が用意されていてドアの開け閉めがあるため、店内を通り抜ける風がまた冷たくて強くて…(笑)
でも窓際の席はいい光が入ってくるので、冷えた体を温めてくれました。
そしてクラムチャウダーボウルが美味しかった!
クラムチャウダーボウルのパンは酸っぱめなので、苦手な方もいるかもしれないです。
私も9年前に別のお店で頂いた時はその酸っぱさがどうにも受け付けなくて…。
でも大人になったからなのか、その酸っぱさがちょうどよく、パンの中のクラムチャウダーとよく合っていました。
ただ、量が多いなあ!
食べ切れなかったので、パンの2/3くらいはボックスをもらって入れて持って帰って、その後2日間の朝ご飯として頂きました。
Lidsでスポーツグッズのお買い物
Pier39にあるLidsの店舗。
ここではMLBやNFLなどのスポーツチームのグッズを購入できます。
売られているのはサンフランシスコのチームのグッズが多いです。
MLBは地域密着型のビジネススタイルなので、サンフランシスコ在住の方は圧倒的にジャイアンツファンが多いと思います。
ですが、球場ではそこのホームチームのグッズしか売られていない一方、ここのお店では他のチームのグッズもたくさん売られているのが特徴です。
ヤンキースはどこにいっても人気はあるようなので、ジャイアンツに続いて比較的グッズの種類が多かった印象。
キャップも全球団、様々な種類のものが売られています。
特に推しているチームがなくても、単純にMLBキャップをファッションとして楽しんでいる人が多いので種類が多いのは嬉しいですね〜。
悩みに悩んだ末購入はしなかったのですが、色んなデザインのキャップを試着して楽しんでいました。
わざわざ本拠地に行かなくても、ここで自分の好きなチームのグッズが手に入るのは嬉しい。
お土産としても、ここでお買い物を楽しむのはとてもおすすめです。
Ghirardelli Chocolate Company
Ghirardeli(ギラデリ)のチョコレートをご存知ですか?
初めてサンフランシスコに来た時に知ったのですが、サンフランシスコで有名なチョコレートなのです。
フィッシャーマンズワーフからさらに西の方に歩いて行くと、ギラデリチョコのお店が集まった小さな町のようなものがあります。
自分への、友人へのお土産に買うのに最適な場所ですね。
『Ghirardelli Chocolate Experience』という奥にあるお店では量り売りでギラデリチョコを購入することができます。
アメリカで消毒液を見たのは、2回だけだった気が…
その内の1回がここ、ギラデリチョコのお店。
量り売りの商品を手で掴むので、さすがに消毒液を置いてくれていたのでしょう。
これを見て感動していたのは、日本人の私だけだったと思います。
(もう1回はBanana Republic)
日本でリンツチョコレートを買う時のように、欲しいフレーバーを袋の中に詰めていきます。
フレーバーの種類が多くて全部試してしまいたくなる…のですが、最終的にはグラム単位で金額が決まるので入れ過ぎ要注意です。
レンガ調の造りが可愛くてお気に入り。
お店の奥では、ドリンクやデザートを提供してくれます。
これが長蛇の列…とても人気のようでした。
店内でもお店の外にたくさん置いてあるベンチでもゆっくり楽しむことができるので、観光に疲れた方はここで美味しいチョコレートを楽しみながら休憩することができますよ。
ぜひサンフランシスコの名産を試しに足を運んでみて下さい。
Ghirardelli Chocolate Experience 公式サイト
Lombard Road
サンフランシスコは、急勾配の坂がとても多い町。
海沿いは坂は無いのですが、町の中の方に入って行くと想像以上に急な坂が待ち構えています。
写真で坂をリアルに写すのは難しいのですが…
実際に行ってみた時に、坂に立ち並んでいる家々を見るとその床部分が異様に斜めになっているのでよく分かりやすいと思います。
サンフランシスコを訪れると、ベイマックスの町並みの再現度が高いのが理解できるかもしれないですね。
そんな急勾配から作り出された観光スポットが、『Lombard Street』という坂道です。
あまりにも急すぎて危ないので、花壇を作ってくねくね道にしたところ観光スポットになってしまったのだとか。
今では警備員の方が配置されていて、車や観光客の誘導を担ってくれています。
下からロンバードストリートを見上げるのも楽しいのですが、道路の脇にある階段を登ってみて上から見るとまたサンフランシスコを一望できるので魅力的です。
上から見るとこんな感じ。
中にはマリオカートのような可愛らしい車でここを下って行く人たちもいて、完全にエンタメになってしまった坂なのだなと思いました。
いい写真を撮るためにはできれば上から撮ってみたいですが、本当に想像以上に急な坂なので無理はしないでください(笑)
登り終わった時、周りにいる皆さんだいぶ疲れた顔をされていたので^^;
Fiddle Fig Caféでまったり休憩
ロンバードストリートで観光した後、坂を降りたところに一休みできるカフェを見つけました。
『Fiddle Fig Café』という、アジア系のオーナーの方が経営しているカフェ。
港町らしい明るい光と店内に飾られている観葉植物たちが安らぎを与えてくれます。
ちなみにここのカフェは、2022年8月にオープンしたそう。
ちょうどオープンした月にたまたま見つけられるなんて、タイミングよかったな〜。
友人同士で来ている人、ファミリーで来ている人、ひとりで仕事をしに来ている人。
どんな人でも温かく迎えてくれる、そんな空間が居心地が良くて2時間も滞在してしまいました。
何よりオーナーの方が優しくて笑顔が素敵で好きだったなあ。
夫婦なのだろうか…会話が弾んで、オーダーの時間も良いひと時になりました。
テラス席もあります!
静かでとても良いのですが、日差しが眩しすぎました(笑)
風が強い時は寒いかもしれないですが、風が無いと暑かったテラス席。
もう少し日差しが弱い日であれば、すごく快適な場所だと思います。
テラス席にまで緑が多くて、本当にここのカフェはお気に入りになりました。
Golden Gate Bridge
ゴールデンゲートブリッジへは、Sales Forceのビルの近くのバスロータリーからバスで向かいました。
実はこの時、野球観戦後にゴールデンゲートブリッジへ向かったので、スマホの充電がこの時点で3%くらいでした。恐怖すぎる。
バスの中にたまたまコンセントがあって、30%くらいまで充電できたので完全にバスに救われました…。
(夕方の段階で充電が無いのなら大人しく帰るべきでした(笑))
『Golden Gate Bridge Toll Plaza』というバス停で降車、目の前に大きな赤い橋がそびえ立っていました。
ここも9年前に来たなあ…昔見た時の方がなんだか大きく感じたなあ…としみじみ。
9年前に来た時と変わってなかったのは、風の強さ。
髪の毛が吹っ飛んでいきそうなくらい、相変わらず冷たい風が吹き続けていました。
昔ここで見たサンセットは、人生で一番感動したサンセットでした。
ちょうど留学中で日本が恋しかった時だったので、橋の上から西側に沈んでいく太陽を見て、「あの太陽日本の方に沈んでいくねー!綺麗〜!あー沈んだー!!」と、友人と騒ぎながら動画を撮っていたのが懐かしい。
今回サンフランシスコに滞在していた間はずっと西側だけが曇っていて…サンセットを再び拝むことはできなかったのですが、橋から東側に見えたサンフランシスコの街と空がとても美しかったです。
急勾配のおかげで、町の中心部が盛り上がっているのが特徴的。
長い年月をかけて人が作り上げてきた町が、自然と融合した姿は神秘的ですね。
町を上からではなく横から見渡せるのがなんとも贅沢。
強風に煽られながら、なんだかんだずっと橋の上から町を眺めていました。
Oracle Park
そして、今回の旅の2球場目、オラクルパーク。
サンフランシスコジャイアンツの本拠地での観戦記についてはまた別の記事で紹介します。
coming soon…
相変わらず好きな町、San Francisco
9年前に来た時も感じましたが、ここの町はやっぱり好き。
残念だったのが、マリファナの匂いがところどころできついというところですね…。
一度、ショッピング通りを歩きたくてCivic Center駅で降りたのですが、完全に間違いでした。
地下鉄の駅から地上に出た瞬間、他の場所とは非にならないくらいのマリファナの匂いとホームレスの匂いと普通では無い目をした人の溜まり場…警察が何人も歩いていたのが、危険な場所である証拠。
たまに歩いているビジネスマンの陰に隠れながら、なんとか目当てのショッピング通りまで辿り着くことができました(電車に戻るという選択肢無し(笑))。
帰国後に調べてみたら、そこはサンフランシスコで近付いてはいけないというThe Tenderloin(テンダーロイン)というエリアでした。
そういう危険な部分を除けば!(汗)
開放感があって、明るくて、食べ物が美味しい、魅力的な町でした。
寒さ対策だけはしっかりして、あとは海沿いでまったりと過ごす。
雰囲気の良いレストランで贅沢な時間を味わう。
またこの町に戻って来よう。
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