サンフランシスコの球団、サンフランシスコジャイアンツ。
その本拠地Oracle Parkは、サンフランシスコらしく海沿いにそびえ立っていました。
カンカン照りのこの地で、どんな試合観戦ができるのだろう。
海沿いで野球観戦
チームカラーでもあるオレンジやレンガの茶色と、空と海の青のコントラストが綺麗に映えているのに感動しながら球場付近をうろうろ。
17時の開門前から列を作って待っているファンのみなさんが浮き足立っているのが伝わってきて、こちらまでうきうきしていました。
セキュリティを通り抜けて、いざ場内へ!
ちなみに球場で当日券を購入したい場合は、King st.沿いにチケットカウンターがあるのでこちらでチェックしてみてください。
なんだかレトロなチケット売り場でかわいいですね。
コンコースはレンガ調で統一されていてきれいで分かりやすい。
撮影していたら向こうにいた少年がノリノリでピースしてくれました(笑)
これはその0.5秒前。
こういうノリのいいところ好きだなあ。
試合開始まで時間があったので、ひとまず球場をぐるっと一周することにしました。
日本の球場は球場内で内野から外野に移動することができない球場があるけれど(神宮球場)、MLBでは今のところそういう造りの球場に出くわしたことがありません。
実はあるのかな?
試合前のエンターテインメントのひとつ、外野席でホームランボールをキャッチ!
少年心を忘れない大人たちがグローブを手にこぞってチャンスを待ち構えていました。
レフト側からホームを見るとすっっごく眩しいのに、みんなよく怖がらずにやるなあ…と感心しながら(笑)、全身ジャイアンツファンの方の背中をパチリ。
こんなにたくさんホームランボールが飛んでくるなら、そりゃ17時の開門と同時に入るよね、と思ってはいましたが、眩しすぎて私にはボールは見えませんでした。
ひとつひとつのオブジェが可愛らしい。
注意喚起まで写真映えしてしまう〜。
でもこの外野席までバットが飛んでくることがあるのだろうか?(笑)
外野席は基本的に背もたれがついていません。
その分開放的で席数もすごく多いので、恐らくチケット関係無く好きな席に座って観戦する人が多いのだろうなと思っていました。
ただ本当に、レフト側は日差しがすごい!帽子とサングラス無しでは何も見えない!(笑)
この記事のトップの写真にもありますが、レフト側後方にある有名なコカコーラのオブジェ。
その中はなんと滑り台になっていました。知らなかった〜
場内に遊具やアトラクションが置いてある球場は日本ではなかなか無いので、こういう遊び心は童心をくすぐられますよね。
その滑り台のお隣にはPeet’s Coffeeが!
Peet’s Coffeeカリフォルニア発祥の有名なコーヒー店。
球場内にコーヒーショップがあることに純粋に驚きましたが、アルコールではなくコーヒーでゆったり観戦したい方もいらっしゃいますよね。
観戦スタイルの多様性を目指して、色んな種類の飲食店がもっと増えていくといいなあ。
さらにセンター後方の方に歩いて行くと、裏側には飲食店がずらりと並んでいました。
ここにはジャンクフードがたくさん!
日陰になってしまっていて且つ海風が強いのですごく寒かったのですが、飲食ができるテーブルなども設置されていて試合前はここで飲食を楽しみながら談笑するファンが多くいました。
大人しく自席に座って応援するだけが観戦スタイルではないですよね。
試合前後もゆったりできる場所が用意されているのはとてもありがたいことです。
MLBの球場に人が集まってくる理由が分かる気がする。
海の見える球場
Oracle Parkは海に隣接した球場。
センターとライトの後方では、海を眺めることができます。
海を眺めに行って発見した、ジャイアンツにゆかりがある球場の方角が書かれた看板。
簡単に書かれていますがもちろん簡単に行ける距離ではありません(笑)
けれどこの感じが、海からの冒険を連想させ、どの球場も繋がっているよと言わんばかりの粋な演出が私はとても気に入りました。
この席はCoors Light Silver Bullpenという席で、とっても試合が観やすそうなセンターの外野席。
セキュリティの方が立っていてチケットを持っているかを厳重に確認していたので、なかなかのVIP席だなのでしょう。
白い椅子が白飛びしてしまうくらい日差しが眩しくて観るのは大変かもしれないですが、ここは次回座ってみたいな〜と思った席でした。
外野席の後方は広い通路になっています。
壁の向こうはもう海なので、珍しくライトスタンドにお店が無い球場ですが、だからこそライトスタンドは居心地が良いです。
センター後方にたくさんお店があるのは、これが影響しているのかもしれないですね。
テレビなどで見たことがある方もいると思いますが、Oracle Parkは海に隣接しているので場外ホームランはそのまま海にポチャンです。
『スプラッシュヒット』と呼ばれ、その海にはカヌーに乗った野球ファンたちが待ち構えています。
デイブさんという、有名な達人もいらっしゃいますよね。
8月後半になるとさすがに寒いのか、ナイターだからなのかは分かりませんがこの日はおひとりのみ。
本当に、野球の楽しみ方が一通りではないのが面白い。
試合に飽きたら海を眺める楽しみにチェンジできる球場。
夜になってしまったらそれはできないですが、ここから見る海はとてもきれいです。
…ただ、風はものすごく強いです。
悲しかったポイント…
この球場で、本当に悲しかったこと。
それは、せっかく取った席が残念だったこと…
今回購入したチケットは
Section:AR150 Row:1 Seat:8
$33(+手数料$9.5)
ライトスタンドにあるarcade seatという席で、後ろを振り返れば海があるという開放的な席です。
日陰だったので眩しくなくていい!と思ってルンルンで座ったのですが……。
まさかの小さい虫が大量にいらっしゃいました。泣
白いPCケースを横に置いた瞬間に、小さい黒い点がどんどん増えていきました…。
(虫が苦手の方、嫌な想像をさせてしまったらすみません。)
挙句の果てには、せっかく買ったプレッツェルに無数の虫が寄ってきて、彼らがプレッツェルの油に絡まって離れなくなってしまうという始末。
(虫が苦手な方、本当にすみません。)
頑張って一匹ずつ取って食べていたのですが、限界を感じて途中でごめんなさいしました。泣
ん〜これは本当に、ごめんなさい。
という具合でここに座り続けるのは厳しいと思ったので泣く泣く移動することに。
でも試合の眺めは悪くないです!
MLBの球場にしては比較的安価な席なので、虫が気にならない方であれば問題ないです(笑)
私が選んだのは日陰の席だったので、もしかしたらもう少しセンター寄りのarcade seatだったら虫の被害は無いかも?
移動してきたのは内野三塁側の立ち見席。
なんと、これが当たりの場所でした。
屋根があるのでフライが上がった時などは見えなくなってしまうのですが、思っていたより観やすいし内野席の盛り上がりも直に感じられるので穴場かもしれません。
正直、ここで観なくても内野席の空いている席で見ることもできたな〜とは思うのですが、この時は空いている席を探す元気も無かったのでこれがこの時のベスト(笑)
実は油と塩まみれ(+虫)のプレッツェルで体調悪くなっていたけれど、シカゴドッグでお口直し!
想像以上に辛かったけどちゃんと栄養も摂れたし美味しかったので満足です^^
シカゴ懐かしいなあ〜
自分の庭と言うまで詳しくなっていた街、また行きたいな。
途中、4回が始まる前あたりでしばらく中断。
Lightingの調整中と言っていたので、夜になったから照明を点けたいけれどなかなか上手くいかない、とかそういったことだったのでしょうか…。
だいぶ待たされて試合が再開し、4回裏が終わった頃には9時。
夜ひとりで歩くのは危ないので、ここで泣く泣く退散しました。(この日2度目の「泣く泣く」)
Oracle Parkってこんな感じなのかな、いつも(笑)
だいぶ球場で疲れてしまったけれど
虫の集る席のせいでだいぶテンションも下がって疲れてしまったOracle Parkでしたが、実はこの帰り道に事件が起きて…。
球場ではあまり良い思いができなかったけれど、その事件によって人の心に温められたので、結果オーライな1日となりました。
(その事件については後日書きます。たぶん。)
色々あったけれど、やっぱり海の見える球場は開放感があって素敵だしサンフランシスコらしくていい。
ここの球場では日焼け対策をしっかりした上で、日当たりの良い席を選んだ方がいいかもしれないです!
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24 Willie Mays Plaza
San Francisco, CA 94107