千葉に行くとしたら、ほとんどの方がまずあの場所を思い浮かべるでしょう。
そう、夢の国！
あそこは非現実を手っ取り早く感じるのに最適な場所ですよね。ゲストが全員常に笑顔です。
でも、そこからもう少し奥に進んでみてください。
もう一つ、非現実を味わえる場所があるのです。
舞浜のその先
東京から向かって舞浜を超えたところに、「ZOZOマリンスタジアム」はあります。
青い空に包まれた、青い球場。
こんなに爽やかなスカイブルーだとは思っていなかったので、思わず歓声をあげてしまいました（笑）
球場の周りは屋台が立ち並んでいて、楽しそうな笑顔を浮かべたファンの方がたくさん列を作っていました。
この日は「マリンブルー」というマリーンズによる月に一度のファン感謝デーだったので、ブルーのユニフォームを受け取るファンが多かったです。
QRチケットを購入していたので、チケット発券窓口でチケットを発行してもらい、いざ球場内へ。（QRチケットのまま入場できたらいいのに…）
今回の席は、フロア4の46列306番。（4,300円/1人）
入場ゲートは…コアラのマーチゲート！可愛すぎか！
1塁側の席です。
そして入場するとまたコアラのマーチ。
さすが、ロッテの球場ですね。
席が4階なので、ひたすら階段を登ります。（夏はだいぶ暑いかも…。）
でも一生懸命上まで登ると、素敵な光景が目の前に広がります。
海が近いからか雲の形が幻想的で、壁が高いから周りの建物がほとんど見えない。（そもそも海だから建物が無い）
これが、この球場に入った瞬間に非現実を感じられる一つの理由です。
余計なものが何もなく、野球・球場だけに集中できるこの空間。
この感じ、完全に舞浜の夢の国と同じなのです。
場所が近いから同じ空気を感じるのもあるかもしれないですが、現実に邪魔をさせない造り。
マリンブルーのユニホームが、その雰囲気作りを手伝っています。
外野側に所々開いている窓のその向こうは、キラキラと光る水面が見えます。
海が隣にあるって、素敵です。
座席の配置が少し特殊
なんとなく違和感を感じていたこの球場。
下を覗き込んでみたらその理由がわかりました。
ファールゾーンが狭いのです。
代わりに、座席がグラウンドへ食い込んでいます。
座席の位置も低いから、選手と目線の高さが少し近付いているみたい。
そして、そのエリアの座席がみんなホームベースの方へ綺麗に向いています。
座席がまっすぐを向いてしまっているから首や体をホームベースの方へ向けないと見づらい球場もありますが、この球場はそこらへんはきちんと考慮されているよう。
チケットを取る時に、内野の価格設定が他の球場とは違うなと思っていたのです。
普通、縦割りで内野から外野に近付くにつれて安くなって行くのですが、この球場はまず内野席を前後で分けて、前側の席が高く、内野から外野に近付くにつれて安くなります。そしてその後、後ろ側の席が内野から外野に近付くにつれて安くなっていくのです。
つまり、前側で一番外野に近い内野席よりも、後ろ側でバックネット裏の内野席の方が安いのです。
高い値段で選手に近い位置で試合を観たいか、安い値段で上から全体を観たいか。
高いと言っても手を出しにくいほど高価なわけではないですが、ここは観戦の好みが出るところですね。
小さなお子様がいても安心
球場内を探検していた時に見つけたのがこちら。
ZOZOマリンスタジアムには、ベビールーム・キッズハウスがあるのです。
（2020年は感染防止対策のためキッズハウスは中止）
全球場の球場内全てを見たことがあるわけではないのですが、球場でこのような場所があるのは初めて見ました。
しかも覗いてみると、結構広い！
小さい子供は試合を観に来ても飽きてしまいますし、授乳中やオムツの取り替えが必要な場合、困ってしまいますよね。
そんな子達は球場に来ないでというスタンスは言語道断だし、やっぱり家族みんなで観戦したい…。
こういう施設があれば、安心して来場することができます。
他にも、子供が遊べる広場やベビーカーを預かってくれる場所もあるので、小さなお子様がいても行きやすい球場になっていると思います。
球場から富士山…！？
これが一番驚きました…！そして感動！
球場の廊下から、まさかのMt.Fuji！
しかもこのサンセットの一番綺麗な時間帯に。
まさか千葉から富士山が見えるとは。
まさか野球場から富士山が見えるとは…。
ちなみに右端にスカイツリーもギリギリ入っています。
こんな絶景を当たり前のように見られるロッテファンは、羨ましいこの上ないです。
この時一緒にいたロッテファンの友人は、「ここから富士山が見えることを知らなかった」と言っていましたがほとんどの方は知っていたでしょう！
秋頃だと、ダイヤモンド富士が見えることは有名だそうです。
ちょうどこの一週間前に富士山の麓（朝霧）でキャンプをして富士山の偉大さに感銘を受けていたところだったので、余計にこの光景は感動しました。
ハートランド朝霧にて昨日明日の現実より、今目の前の野球
意外な魅力が満載だったZOZOマリンスタジアム。
友人が「仕事で疲れていてもここに来れば忘れられる！」と熱弁していた理由がよくわかりました。
エンターテイメントを作り込まれたわけでは無いのに、異空間のようなこの球場。
無理矢理ではなく自然と非現実を感じさせてくれるこの場所が、とても好きです。
アウトレットが駅のすぐそばにあるので、デーゲームの日は帰りにお買い物を楽しめば、試合後も非現実が続いてそれはそれは最高な1日になることでしょう。
—–
〒261-0022
千葉県千葉市美浜区美浜1
