【コラム】新しい野球観戦様式

 

3月に開幕予定だったプロ野球やメジャーリーグは、コロナウイルスの影響で延期に。

日本では6月、アメリカでは7月にやっと開幕しました。

しかし、どうしても今まで通りとはいきません。

今シーズン、もしかしたら来シーズンも…新しい野球観戦様式になりました。

安全に、安心して観戦するためのルール

観戦防止対策のためのルールの細かいところは球場によって違いますが、大体は同じです。

あの狭い神宮球場でおしくらまんじゅうになって春や秋の夜の寒さを凌いだり、初めましてのスワローズファンとハイタッチして盛り上がるのがあの球場のいいところなのですが…。

残念です。

あとあまり経験したことはありませんが、ジェット風船が無いと悲しむファンは多そうですね。

どう野球を楽しむか

野球の楽しみ方って色々あると思います。

応援歌を熱唱して応援バットを叩いたり
ビールを飲んで心地よくなったり
隣の人にルールを教えてもらいながら観たり
スコアブックをつけてみたり
野球のウンチクを聞きながら観たり

でも今は、みんな静かに応援。
トランペットなどの鳴り物もありません。

 

余談ですが、私の好きな観戦方法を好きな順で言うと、ウンチクを聞く、スコアブックをつける、応援バットを叩く…です。

現在は静かな野球観戦ですが、選手の声や打球音、グラブの乾いた音が球場内に響き渡って、個人的には割とこの方が好きなのは否めないです…（笑）

 

が、多くの人はもちろん騒ぎたいし応援したいし、満員の球場で観戦したいですよね。

それに、チケットやグッズの売上が下がってしまい、この状況が長く続くと、野球界だけでなく他のスポーツの存続が危ぶまれることは間違いありません。

当たり前だと思っていたことが幸せなことだった

毎週末外出して、お金が貯まったら国内外へ旅行に行って、平日は仕事が終わったら居酒屋か球場へ直行して。

そんな風に今まで当たり前のように過ごしていたけれど、今、世界中の人がそんな当たり前を以前のようにできなくてもどかしい気持ちになっています。

誰もがこんなことになるとは思っていなかったと思います。

 

でも、もう感染は広まってしまったし、最悪の場合命を落としてしまうことも分かったし、

だったら、一人一人が現実を受け止めて、1日でも早くあの「当たり前だ」と思っていた、今となれば喉から手が出るほど欲しい「幸せ」を取り戻すために、協力し合うことが大事なのです。

野球を観られることは当たり前じゃないんだと誰もが心に留めて、みんなで対策しながら今シーズンを過ごすのです。

落ち着いたらまた、ヤンキースタジアムへ行ってきます。

台湾にも行ってみたいです。

 

もし今嫌なこと、うまくいかないことがあったら「コロナのせい」と思って楽になってもいいと、ヨガのインストラクターをやっている友人が言ってくれました。

 

今は楽しいことだけを考えて、いつかこの座席が全部埋まるよう願って、毎日を大切にしましょう。