いつもは都心で熱いプレーを見せてくてる、ヤクルトスワローズの選手たち。
真冬の2月は寒くて東京ではプレーができないため、南の沖縄に移動して春季キャンプを行います。
沖縄大好きな方は多いですが、野球のために訪れたことがある方は少ないのではないでしょうか。
那覇市内に宿泊し、レンタカーで浦添市までヤクルトスワローズの練習を観に行くというプランを混ぜて、いつもとは一味違う沖縄旅行をしてみませんか?
球場外からじわじわと
ヤクルトスワローズの一軍は、沖縄県浦添市の浦添市民球場(ANA BALL PARK 浦添)で春キャンプを行います。
那覇市からは車で30分以内で行けるので、各キャンプ開催地の中では比較的訪れやすい球場かもしれません。
ちなみにこの日は名護市で試合がありましたが、試合に出ない組が浦添市で練習。
普段スタメンで出ているメンバーが多いような気がしたので、試合を観に名護市へ移動する前に、この浦添市に寄ってみて正解でした。
この旗を見ただけで、はぁ〜となってしまったらあなたはもう正真正銘スワローズファンです。
認めてください。
本拠地の駅や球場付近は、基本的に地元球団で一色になっていることが多いので当たり前のように感じてしまいますが、沖縄という場所でこのように球団の色が見られるのは新鮮で、とても嬉しいです。
沖縄の地に迎え入れてくれている感じがします。
球場の隣には、陸上の競技場があります。
地元のランナーが朝早くからランニングされていて、健康的な風潮の浦添市をとても羨ましく感じました。
テレビでは、スワローズのピッチャー陣がここで下半身のトレーニングをしているのが映されていたので、球場内だけでなく「ANA SPORTS PARK 浦添」の使えるところは全部使っているのでしょうね。
このタイプのブルペンは神宮球場ではお目にかかれないので、テンションが上がらないはずがありません。
キャッチャーが球を受けた時の「バシィーン!」と乾いた音がたまらなく好きです。
もっと言うと、「キュイン」とサブ音とでも言うような音が入っていると尚好きです。
和やかで朗らかな球場
お目当の球場。
浦添市民球場は、ヤクルトスワローズらしく和やかで朗らかな空気でした。
2月であるということを忘れるくらい快適な気候で、この時期にユニフォームを着て野球を観ていていいんですか、と謎の罪悪感を覚えてしまうくらい、幸せでした。
個人的には、ここで安室奈美恵さんの曲が流れていたのが最高でした。
『沖縄×野球×安室奈美恵』
これ以上最強な組み合わせがこの世にありますか。
あるよ、という方。教えてください。負けません。
選手たちは、初めはこの室内練習場でウォームアップをしてから外のグラウンドで練習をします。
おそらく普段は室内練習場の中で見学することができるのですが、感染症対策のため今回は見学できず。
中に入ると選手と距離が近いだけでなく目線が同じ高さになるので、選手の身体の大きさを実感できますし、会話も割と聞こえてくるのですごく緊張します。
室内練習場でのウォームアップが終わった後、お客さんの目の前を通ってグラウンドへ移動します。
席に座ってみると、神宮球場などの大きい球場ほど”野球を観てください”というガチガチの造りになっておらず、見通しがいい座席で気ままに野球を観られる。という印象を受けました。
分かりづらかったらごめんなさい。(笑)
沖縄という土地柄や天候が影響しているのか、選手たちはいつもよりのびのびと、楽しそうに練習していたように見えました。
きっと、私たちが年始に目標を決める時のように、未来に向けた新鮮な気持ちで「今シーズンは前より活躍してやるぞ」という気合いが入っているので、前向きな練習ができているということもあるのでしょう。
見ているこちら側まで、「今シーズンはこのチームを応援するぞ」という気合いが入ってしまいます。
球場の外はお祭り騒ぎ
球場から出てみると、屋台やグッズショップなどが立ち並び、お祭りに来ているかのような雰囲気が漂っています。
この日は時間が早かったのか感染症対策なのか、あまり屋台はやっておらず人は少なかったですが…。
ここがスワローズファンで埋め尽くされることを想像すると、とてもウキウキします。
ここにはつば九郎神社なるものが設置されており、絵馬を書いて吊るしておくことができます。
お願い事はもちろん、次シーズンのヤクルトスワローズの勝利!応援する選手の活躍!
こんなところに沖縄料理の屋台が出ていたら、ソーキそば、ゴーヤチャンプルー、海ぶどう、いくらでもお腹に詰め込んでしまいますね。
それが彼らのやり方です。参りました。
沖縄がどんどん好きになる
個人的な話になりますが、今ままで沖縄には安室奈美恵さん関連とダイビング目的でしか訪れたことがありませんでした。
今回、初めての野球という目的での訪問になりましたが、沖縄で野球を観ることがこんなにも快適で楽しいものなんだというのが新しい発見です。
ここには書いてないけど本当に本当に嬉しいことも起きてしまったので…。
思い出がたくさんの沖縄に、また新しい思い出が刻み込まれました。
また、来ますよ。
また、行きましょう。
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浦添市仲間一丁目13番1号